あーくはいぶの舞台裏

ゲーム音楽を演奏する吹奏楽団 Arc-hive Philharmonic Windsの公式ブログです。運営裏話(?)もあるかも?!

当団の演奏予定楽曲の楽曲使用許諾申請について

はい、どうもこんばんは。ダンチョーです。

久々にマシュマロ飛んできたー!やったー!って思ったらまたヘビィなネタぶっ込んできましたね…。これが時事ネタって奴か…。

 

とは言え、元々どこかのタイミングでお話しさせていただこうと思っていたのでちょうどいい機会でもあります。

 

で、結論から言いますと、今回演奏予定の楽曲に関しては全楽曲(※)に対し楽曲の使用許諾申請並びに、編曲にまつわる確認と許諾申請を行っております。

※2022年6月28日現在、正確には『GRANDIA』に対してのみ具体的な楽曲の指定を完了していませんが、それでも権利者様へは「楽曲は現在検討中なので後で送るけど、ゲーム内楽曲演奏させて!そしてそのことを先に発表だけさせて!」とご相談し、承諾を得ております。

 

一応ですね、気付いている人もいるかもしれませんが、公式HPの楽曲が記載されているページとプレスリリースとかには(権利者様のご好意で省略しているところもありますが)全部©︎マークを載せています。

別に©︎を記載しているから楽曲使用許諾を取っているよ。と言う意味ではないのですが、逆に言えば勝手に©︎を書き添えているものでもありません。
全ての楽曲の権利者様に下記の様な連絡をして、ご確認をいただいた上で記載しています。

「こういう団体でこういう演奏会を開く予定なんだけどこのゲームの楽曲を編曲して使っていい?使用料かかるなら払うから言ってね!あ、もし演奏していいならゲームタイトルと楽曲名を載せたいんだけど、この表記でいい?違ったら直すから言ってね!あ、あとHPとかプレスリリースに©︎記載したいからこの表記でいいかな?違ったら直すから言ってね!」的な。もちろん実際には大変丁寧に書いてますよ。本当は。

 

ちなみに©︎の意味については割愛しますが、今回で言えば「このゲームタイトルを表記するにあたり、著作権はここが持っていますからね」って意味で記載させていただいています。

 

で、許諾が無事に取れた段階で編曲が必要な楽曲であれば編曲者に「許諾取れたんで編曲おなしゃす。あ、編成はこれで。あとこの楽曲はこの場面で流れる曲なんですがこのシーンで誰それがあれこれやってめっちゃエモいシーンなんでs(ry」と言う様な形で依頼をかけてます。拗らせオタクムーブって奴です。

 

ちなみに、市販譜面に関しても念のために各権利者様に「市販で売ってるこの楽曲、演奏していい!?いいよね!?」って確認してます。

 

今回の演奏会で言えば大体どこの権利者様も著作権法第38条1項の範疇なら演奏OKとか、JASRACとかに信託している楽曲であればJASRACに申請してもらえればOKって回答をいただいております。良心的で本当にありがたい…。

 

 

って訳で7/16(土)にやる『ウインドボーイズ!』収録会&アークハイブ試奏会

arc-hive-phil.442hz.tokyo

創立記念コンサート

arc-hive-phil.442hz.tokyo

両方とも絶賛奏者募集中なので安心してどんどん応募してほしい。応募して。

(´-`).oO(奏者100人で演りたいねーって圧力がどこかから来てるんですわ…)

 

 

あとね、ぶっちゃけ10年前ならいざ知らず、うちの様なポッと出の団体なら怪しんでいただいて結構ですが、今日日のゲーム音楽演奏団体(特に常設団体)はよっっっっぽどの事が無ければ権利者様に確認取ってるから。心配しないでいいですよ。本当に。

もしかしたら吹奏楽部とか市民吹奏楽団とかであまり意識することがなかったりして抜け落ちてるかもですが、ゲーム音楽を演奏したかったら避けては通れないですって。(柔らかい表現

 

 

書いちゃったついでに大変メタい事も書くけど、有志のゲーム音楽演奏団体の公演がほぼほぼ無料なのは無許諾だから。ではなくて、著作権法第38条1項に絡むから、と言うのと仮に有料公演にすると楽曲使用許諾申請のハードルがめちゃくちゃ上がるんですよ。

まず許諾がおりない。色々要因はあるけど本当におりない。

おりたとしても使用料が結構なお値段するところがあったりなかったり。

で、ホールの使用料も有料公演だと上がるんですわ。

他にも色々事情があるとは思いますが、諸々考えるとですね、自分達が演奏したい楽曲を演奏するには有料公演ではなく無料公演にした方が三方良しになる事が多いので無料公演が多いんだと思います。

他団体に直接聞いてないからもしかしたら違う理由があるのかもしれないけど。